どうも、リュウです。
吃音の症状の具合は
精神状態によって
大きく左右されます。
例えば、
全く同じシチュエーションで
全く同じ台詞だったとしても、
昨日は上手く言えたけど
今日はなんだか気持ちが
騒ついてて上手く言えなかった、
こういうことが
あり得るのが吃音です。
なぜこういうことが
起こり得るのでしょうか?
とある人は
『吃音は身体的障害だから』
と言い、
とある人は
『そんなもんゆっくり
言えばいいだけのことだろ』
と言い、
とある人は
『吃音ホント辛い…』
と言います。
しかし、
僕はいずれにも属しません。
そして僕ならばこの「なぜ」に
ちゃんと答えられる自信があります。
それは、
吃音は精神に依存する症状
だからです。
さらに深く言うと、
特定の状況下において
負の心のスイッチが入るように
身体が慣れている
からです。
「特定の状況下」
というのがポイントで、
ここには
「1人でいる空間」は
含まれません。
何が含まれるのかと言うと、
「1人でいる空間」
以外のほぼ全てです。
つまり
「他者が存在する空間」
ということです。
具体的なシチュエーションは
人それぞれですが、
代表的なのは発表の場など
大勢の人の前に立つ場面ですね。
つまり
「自分が何かを
話さなければならない場面」
ということになります。
そのような場面に
いざ立たされた時、
或いはその場面に
自分が立つと想像できた時、
あなたの中にある
“負の心スイッチ”がオンになり、
『吃ったらどうしよう…』
『笑われたらどうしよう』
などという感情が作用するのです。
そしてこの「状態」になるのが
あなたの中で“習慣化”
されているため、
吃音が出てしまうのを
「当たり前」だと無意識に
認識してしまっているのです。
それは間違った認識なんですけど、
皮肉にもそれを正しい認識だと
あなたの脳が捉えてしまって
いるのです。
その「誤認した正しい認識」は
どうして生まれたのかと言うと、
あなた(=自ら)を危険から
守ろうとする脳の本能的な機能が
正常に働いたからです。
つまり、
「特定の状況下」を
あなた自身が本能的に
危険だと感じ、
それを避ける働き
(危機回避機能)が起こり、
何回も何回も
『吃って上手く言えない』
『吃ったらどうしよう』
を積み重ねていった結果として、
その「状態」に身体が
慣れてしまったのです。
その状態こそが
あなたの身体にとっては
都合の良い状態なので、
それが「正しい状態」
であると学習したのです。
だから何回も同じこと
(吃音が出る)を繰り返すわけです。
吃音を出して場を回避することが
成功体験になってしまっている
と言えます。
たとえその成功体験が
あなたの望む形ではなくても、
脳からすると危険を
回避することが最優先なため、
それが脳にとっては
当たり前の常識なんです。
その当たり前の常識には
あなたは真っ向から抗うことは
出来ません。
なぜなら本能だからです。
“負の心スイッチ”なんて
言いましたが、
この言葉が指す意味は
「危機回避機能が働く」にあります。
『吃ったらどうしよう』
という感情を生むことによって、
あなたに危険を知らせることが
予期不安の正体です。
予期不安を作動させて実際の場面で
吃音を出すのがあなたの習慣と
なっているわけですね。
良くも悪くも
そうなっているのです。
負の心スイッチがオンになると
あなたはネガティブな感情に
なるので、
そのネガティブな感情が
より吃音を強化させます。
人間は感情の生き物なので、
その日その時の感情に
振れ幅がどうしても発生します。
なので、
いつも負の心スイッチがオンに
なる特定の状況下においても、
負の心スイッチがオンに
ならない日があります。
オンにならなければ
ポジティブな感情になるので、
その感情が吃音を遠ざけて
あなたは吃りを気にしなくなります。
そのタイミングというのは
どんな吃音者にも存在すると
僕は考えています。
色々言いましたが、
結局我々人間は
「感情の生き物」
だということです。
感情が良好に保たれている時は
危機回避機能が作動し辛いです。
感情をなるべく良好に
保つことが本当に大切ですね。
ややこしい理屈は
一旦抜きにして、
自分が楽しいと
思えるようなことや
気分が上がることを、
普段からやっていくことが
効果的だと思います。
意識するだけでも
全然違いますよ。
この記事を読んだら
是非感想コメントください。
それでは、
今回もありがとうございました。
バイバイ👋(・∀・)
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