どうも、リュウです。
吃音者は約100人に1人の
割合で存在するとされますが、
その内の大半の吃音者は
「隠れ吃音者」です。
隠れ吃音者とは何かと言うと、
自身に吃音症状があることを
人に言わない(隠す)吃音者
のことです。
なぜ隠そうという心理が
働くかと言うと、
吃音は“恥ずかしいもの”だと
感じているからです。
全体人口の実に9割ほどが
非吃音者なので、
吃音者はマイノリティー
(少数派)です。
だからこそ
『吃音を持っている
自分は少数派だ』
という意識が働き、
それが「吃音を隠す」
という行為に繋がるのです。
そのような心理的な部分と
もう一つ、
「吃りを他の人から笑われた」
という経験もあるからだと
思います。
吃音は主に幼少期の頃に
発病するのですが、
幼少期と言えば、
自身の吃音を最も他者から
笑われやすい時期であるとも
言えます。
悪意があって笑うというより、
まだ感性が幼い時期なので
単純に
『面白いから』
『なんか変だから』
という理由が
ほとんどだと想像します。
しかし、
相手にとっては
他愛のないことでも、
当の本人からすれば
深く傷つくものです。
特に幼少期から
小学生時代にかけては、
その子の今後の人生に
大きく影響を及ぼす
重要な時期なので、
その時期に深いトラウマを
経験してしまうとその傷が
一生残ったりする恐れがあります。
そういった過去のトラウマや
社会情勢などから、
自身の吃音を隠すように
なってしまうのだと思います。
僕も隠れ吃音者でした。
中学時代に親に
打ち明けたことがありますが、
親には全く理解されませんでした。
それから大人になるまで
周囲の人間には吃音のことを
打ち明けたことはなく、
ずっとずっと吃音を隠して
生きてきました。
そのせいで幾度となく
誤解されてきましたし、
その都度悔しい思いを
何度も経験してきました。
この経験から思うのですが、
何が辛いかって、
人から誤解されること
なんですよね。
正当な評価をくれないことが
如何に精神的に「くるか」、
これがかなり大きいと
思いますね。
なので、
それをなるべく避けるために、
自身に吃音というものが
あることを周りの人にも
言ったほうが良いと思います。
なぜ言う必要があるかと
言うと、
「自己防衛」のためです。
僕はこれを「先手を打つ」
という定義で捉えています。
そして、
カミングアウトしなければ、
周りの人達が吃音に
理解が有る人達か無い人達か
どうかも真に判別できません。
もしかしたら、
理解してくれる
環境にあなたは
いるのかもしれません。
でも自分から告白しなければ
それに気付くことはないでしょう。
「隠す」という行為には、
その人なりの色々な
深い事情があることを
配慮した上であえて言いますが、
「隠す」という行為は
“悪”だと僕は思っています。
隠すから余計に事態が
悪化してしまうのです。
例えると、
明らかに身体に異変を
感じているのにそれを
隠してきた結果、
実は重い病気にかかっていて、
それがかなり進行しているため
今から手術してももう手遅れ…
というくらい
「隠す」という行為は
事態を悪化させます。
だからこそ、
「自己防衛のため」
という視点から、
なるべく吃音のことを
オープンにしていったほうが
良いと思います。
別に会う人全てに片っ端から
カミングアウトする必要は
ないかもしれませんが、
少なくとも今あなたがいる環境の
周囲の人達には打ち明けたほうが
良いと思います。
『今の環境に入ってから
大分時間が経つから、
今更言いづらい…』
という場合もあるでしょう。
そんな場合は、
『実は最近になって
分かったんですが、
どうやら自分は
吃音だったみたいです』
という感じで言ってみては
いかがでしょうか。
急に言うと不自然だと思うので、
何かの拍子でポロッと
言うようなイメージです。
なるべく軽い感じで
言ったほうが良いですね。
それでも言いづらいという方は、
せめて気持ちだけは吃音を
オープンにしてください。
隠すよりオープンにした方が
心身的にも絶対にプラスです。
僕はなるべく吃音を
オープンにしてから人生観が
大きく変わりました。
気持ちの持ちよう1つ変えるだけで
吃音は劇的に楽になります。
「隠す」という行為を
今日から少しずつ
辞めていきましょう。
この記事を読んだら
是非感想コメントください。
それでは、
今回もありがとうございました。
バイバイ👋(・∀・)
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